2007年 木曽駒ヶ岳でテント泊。
モンベルの超軽量テントを買って初めてのテント泊。
その頂(いただき)に泊まって朝日を見ようと思ったのが八月の半ば、
夏用シュラフを背負って標高3000mを目指しました。
初めての山頂野営、長い尾根歩き、
すばらしい景色と
厳しい自然を肌で感じる登山でした。
- 真夏日、山の上と言えど暑い。
- 千畳カールの空中庭園。ここまではロープウェーが架設されており、一般の観光客もほんの数分で2612mまでくる事ができる。
- 俯瞰の千畳カール。
- 八丁坂分岐 から乗越浄土への道にはいると、スニーカー観光客も見当たらず、いつもの登山が始まる。周りに誰もいない登山。
- 頂上小屋まで一気に登り真新しいテントを設営。お隣はもう晩ご飯中。
- 無駄のない機能、ディテールがよい。
- 夜明け前、そろそろかと外に出ようと思うが、寒い。
どんな真夏でも標高約3000mでの野営は実に寒い。
- あー、来てよかった。
- フル装備で意を決してカメラを手に。
- 海?いや雲。これぞ雲海。向こうの島へは船で渡れそう。
- すぐ冷めてしまうが山頂でのカップスープは格別。
- 荷物を全て置いて身軽に登頂。紫外線がガンガン降ってくる。
- この頂上近辺の回遊コースは楽しかった。が、名残惜しくも宝剣岳経由で三ノ沢岳へ向かう。
- 思ったよりも険しい岩場。一般客がジーンズとスニーカーでここまで迷い込んでいる。見てるこっちが怖い。
- あまり経験のない長めの尾根歩きにアタック。しかし落とし穴にはまっていた事にまだこの時は気づいていなかった。
- 尾根歩きは当然水場もなく、日陰もない。いつもより水分を多く消費していた体はだるさと脱力感で歩くスピードも遅い。なにより水筒が空に近い。三ノ沢岳につくも、このときに少し脱水症状が出てきていた。実に、やばい。
- のどが枯れる。水場まであと一時間、わらをもすがる思いで、昨日の寒さ対策のために持ってきていたワンカップ焼酎の残りを全て飲む。不思議に酔わない、症状も軽減。酒好きでよかった…。
- 這々の体(ほうほうのてい)で千畳カールまで降りて冷房の効いた部屋でビール。
やっぱり酒が飲めてよかった…。
今回の山に学んだことは…
夏山でも山頂野営はもう真冬。
尾根歩きには水場はない。
尾根歩きはこまめな体温調整が必要。
お酒は水の代わりになる。(これ自己責任で)