わたしは垂れ目の自覚がない。
垂れ目の話。
わたしの話。
私は昔から垂れ目の自覚がない。
まさか自分が垂れ目だなんて思っていない。
なのに人からは
しょっちゅう似顔絵を描かれると
思う存分に垂れ目に描かれる。
うっそだー と思う。
けれど、美大出身の友人が多い私の周りは
デッサン力と観察力だけはたけているに違いない。
試しに自分で自分の顔を描いてみようと思った。
それはもう、おおげさにおおげさに垂れ目に描いてみた。
それを忘れてアトリエの机の上に置いておいた所、
仕事から帰ってきたタケシに
「今日はお客さんがきたの?似顔絵描いてもらったの?」と聞かれ、
「自分で描いた」
というと
そりゃーもう、こんなに褒められる事はない!っというくらいに
うまい!似てる!上手だ!
と褒められた。
嬉しくない。 す